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検査
検査設備
80列MDCT検査 対応部位
└ 80列CT実効線量の低減
睡眠時無呼吸症候群
└ 終夜睡眠ポリグラフ検査
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80列CTの被ばく線量について
(1) 身近な自然被ばく・医療被ばく
被ばく線量
私たちは、知らず知らずのうちに身の回りにあるさまざまな放射線を受けて生活しています。
放射線は、もともと自然界に存在するもので、原子力施設や病院など特別な場所にだけあるものではありません。
宇宙から、そして大地から受ける自然放射線や、食物や空気中のラドンなど、自然由来の放射性物質から受ける放射線は、合計すると日本平均では年間で2.1ミリシーベルトになります。
日常生活における被ばく (年間)
医療被ばくから受ける放射線は合計すると日本平均では年間で2.6ミリシーベルトになります。
日本における医療被ばくが多い理由
1. 世界トップのCT装置保有率
2. CT検査や胃がん検診での上部消化管検査 (バリウム) の普及
3. 国民皆保険制度などによる医療の受診のしやすさ
などが考えられます。
医療被ばくには線量限度が定められていません
これは線量を制限することによって病気の診断 (画質)・治療に支障をきたす可能性があるためです。
しかし、患者さんの利益を追求しすぎるあまり、被ばく線量が多くなりすぎてしまうと、診断や治療にとって不必要な被ばくとなり、結果的に患者さんにとって不利益が生じる可能性があります。
日本診断参考レベル
そこで、被ばく線量と画質とのバランスの最適化の目安として、 "日本診断参考レベル”が医療被ばく研究情報ネットワークから 公表されました。
2020年に更新された最新のデータのうち当院に関わる CT検査の部分を抜粋しました。
https://j-rime.qst.go.jp/
(2) 80列CT装置の被ばく線量
当院最新CT装置の被ばく線量との比較
診断参考レベルと比較し、 当院では実効線量を 31%~最大65%程度の低減が実現できています。
被ばく線量低減が実現できている要因は?
2023年12月に導入した最新CTの被ばく低減技術による画像補正を行うことで、撮影時に発生する画像のノイズを減らすことが可能となり、撮影時に使用する放射線量低減を実現できるようになりました。
そのため、少ない線量で従来と同じ画質の画像を表示出来るようになっています。
当院CT装置(Canon製) の被ばく低減技術
1. AiCE(ディープラーニング再構成)
2. AIDR 3D (逐次近似応用再構成)
3. VOLUMEEC (管電流自動変調)
https://jp.medical.canon/products/computed-tomography/Low Dose Solution/LDCT Project://j-rime.qst.go.jp/
皆さんが安心して検査を受けられるよう被ばく線量の低減に努めてまいります。
ご不明な点がありましたら、お気軽にご相談ください。
医療法人社団 直心会 ハートセンター磐田 放射線画像診断科
80列マルチスライスCT 対応部位
近隣施設先生方からのご依頼も広く受け付けております。
①撮影のみ、②撮影+読影のみ 承ります。
ご依頼、またはご興味のある先生がおられましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。